ゼレンスキー大統領、ザルジニー総司令官を解任
ウクライナのゼレンスキー大統領は8日、ロシアによる侵攻当初から軍の指揮を執ってきたザルジニー総司令官を解任したと明らかにしました。
ゼレンスキー大統領は8日夜、自らのテレグラムに「ザルジニー将軍の2年間に感謝している」と書き込み、ザルジニー総司令官を解任したことを明らかにしました。この中で、ゼレンスキー大統領は「私たちは軍隊で何を変えるべきかについて率直に話し合った。変更は急を要するものだ。ザルジニー氏の同意に感謝する」と述べました。
解任理由については、明らかにしていません。
また、後任には、シルスキー陸軍司令官を充てるとしています。ゼレンスキー大統領とザルジニー総司令官との関係を巡っては去年11月、戦況に対する見解の相違がメディアを通じて表面化しました。
ロシアによるウクライナ侵攻から今月24日で2年を迎える中で、国民からの信頼が厚く当初から指揮を執るザルジニー総司令官の解任は、ゼレンスキー政権の大きな転換点になりそうです。