ゼレンスキー大統領、軍トップ・総司令官の解任を検討 指導部を大幅刷新か 「リセットが必要」
ウクライナのゼレンスキー大統領がイタリアメディアの取材に対して、軍トップのザルジニー総司令官の解任を検討していると明らかにしました。
ゼレンスキー大統領は4日、ザポリージャ州のウクライナ軍南東部戦線を訪問し、兵士に勲章を授与するなどして激励しました。
こうした中、公開されたイタリアメディアのインタビューで、ゼレンスキー大統領は、意見の相違が取りざたされていたザルジニー総司令官について、「リセットが必要だ。軍だけでなく、複数の指導者の交代を考えている」と述べ、解任を検討していることを認めました。
ザルジニー総司令官とは去年11月以降、戦況や追加動員をめぐって意見の相違が表面化していて、ゼレンスキー大統領はウクライナ侵攻から2年を目前に、指導部の大幅な刷新を考えているとみられます。