ブチャ解放2年 ゼレンスキー大統領、国際社会への結束訴え
多くの市民が虐殺されたウクライナのブチャが解放されてから2年を迎えたのにあわせ、追悼式典が行われ、ゼレンスキー大統領は国際社会への結束を訴えました。
首都キーウ近郊の街ブチャは、侵攻当初にロシア軍に一時占拠され、ウクライナ政府は、ブチャとその周辺で子どもを含む1400人以上の市民が殺害されたとしています。
ブチャの解放から2年を迎えた先月31日、追悼式典が行われ、ゼレンスキー大統領は「全世界がこの戦いでの犠牲と我々がこの地で食い止めた悪を決して忘れないでほしい」と述べ、国際社会への結束を改めて訴えました。
こうした中、ウクライナ国家警察はブチャに侵攻したロシア兵1000人以上のうち、殺人や拷問など戦争犯罪に関わった100人以上の身元を特定したと明らかにしました。
地元メディアによりますと、犠牲者の中には今も身元が特定されていない人もいて、捜査が続いています。