カザフスタンで起きたアゼルバイジャン航空機の墜落について、アゼルバイジャンのアリエフ大統領は29日、ロシアによって地上から攻撃を受けたと非難しました。

ロイター通信によりますと、アリエフ大統領は29日、国営テレビのインタビューで、墜落した飛行機はなんらかの電子的な妨害を受け、ロシア南部のグロズヌイに近づく途中で地上から撃たれ、損傷を受けた結果、墜落したとの見解を示しました。

また、「最初の3日間、ロシアからは不条理な説明しか聞こえなかった」「明らかに事実を隠ぺいしようとする試みがあった」と、ロシアを非難しました。

そのうえでアリエフ大統領は、ロシアが墜落させた責任を認め、責任者の処罰を望むと述べました。

ロシア大統領府は28日に、プーチン大統領がアリエフ大統領と電話で会談し、「ロシア領空で悲劇的な出来事が起きたことを謝罪した」と発表していましたが、墜落の詳しい原因については触れていませんでした。