ガザ地区南部に向かう国連の車が襲撃受け、国際スタッフ1人死亡
パレスチナ自治区ガザ地区南部のラファの病院に向かっていた国連の車が13日、襲撃を受け、外国人の国際スタッフ1人が死亡しました。
国連は13日、ラファの病院に向かっていた車列が襲撃を受け、国際スタッフ1人が死亡したと発表しました。
これまでの戦闘で、UNRWA=国連パレスチナ難民救済事業機関の現地職員が死亡したケースは発表されていましたが、パレスチナ人ではない外国人の国際スタッフが死亡するのは初めてだということです。
車両には国連のマークがついていて、国連側は、「人道支援従事者は保護されなければならない」と襲撃を非難しています。現時点でイスラエル、イスラム組織「ハマス」双方ともに、襲撃に関する公式な声明は出ていません。
こうした中、イスラエル軍は13日、ガザ地区北部や南部などで、ハマス側と「激しい戦闘を繰り広げている」と発表しました。
イスラエル側は、北部ジャバリアのハマス側の拠点は解体されたとしていましたが、ハマス側の戦闘員が「再編成している」として、武器庫などを攻撃しているとしています。
一方、ハマス側は、イスラエル軍の攻撃で、人質を拘束しているハマス側の武装勢力との連絡が途絶えたと発表していて、安否が懸念されています。