NATO“東欧4か国に新戦闘部隊配備”合意の見通し
NATO(=北大西洋条約機構)は、24日に開催する緊急の首脳会議で、ロシアの脅威に対応するため、ヨーロッパ東部の4つの国に新たに常駐する戦闘部隊を配備することで合意する見通しを明らかにしました。
NATO事務総長「首脳たちが全ての領域(陸・海・空)での態勢強化に同意すると期待している」
ストルテンベルグ事務総長は、24日に開催する緊急の首脳会議で、ブルガリア、ハンガリー、ルーマニア、スロバキアの4つの国に新たに戦闘部隊を配備することで合意する見通しを明らかにしました。ロシアの脅威に対応するため、ヨーロッパ東部にあわせて8つの多国籍戦闘部隊ができることになります。
また、首脳会議では、ウクライナに対し、サイバー攻撃や生物化学兵器の脅威に対処するための支援を行うことでも合意する見通しだということです。
一方、中国については、「露骨なウソや偽の情報を流すなどし、ロシアに政治的な支援を提供している」と指摘した上で、軍事支援などを行わないよう求める考えを示しました。