新型コロナウイルスの影響で深刻な経済危機が進むスリランカ。観光客の減少などで外貨が不足し、石油の輸入も滞り、1日最大13時間に及ぶ計画停電が実施される事態にまで陥っています。

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街なかにたちのぼる煙。バスからは火の手が上がり、数百人の市民が集まり抗議の声を上げています。

3月31日、スリランカの大統領の私邸前でデモが行われました。激しい抗議の理由は、新型コロナウイルスの影響で進む深刻な経済危機です。

観光客の減少などで外貨が不足し、石油の輸入も滞り、1日最大13時間に及ぶ計画停電が実施される事態にまで陥っています。

デモ参加者
「この国にとって最悪なときだ。お金にかんしてはどうしようもできない。政府は私たちを殺そうとしている」

さらに物資が輸入できず、一部の病院で手術を中止したり、紙の不足で学校の試験を延期したりするなど、混乱が広がっています。