尹大統領の弾劾訴追案、否決の場合でも…野党は徹底追及の姿勢
韓国の尹錫悦大統領が一時「非常戒厳」を宣言したことをめぐり、野党が提出した尹大統領の弾劾訴追案はまもなく国会で採決が始まります。今後の見通しについて、ソウル支局から中継でお伝えします。
――今後はどのような展開が予想されますか?
弾劾訴追案の結果がどうなろうとも、韓国社会の混乱はしばらく続きそうです。
最大野党は「韓国の最大のリスクは大統領の存在そのものだ」とあくまで尹大統領の退陣を追及していく姿勢です。
仮に7日、弾劾訴追案が否決されても、早ければ11日(水)にも再び弾劾訴追案を提出する意向を示すなど徹底追及の構えです。
一方、弾劾訴追案が可決されれば、尹大統領の職務は停止され、舞台は憲法裁判所にうつります。
大統領を罷免するかどうか180日以内に判断し、その間、大統領代行はたつものの、外交など中心に国政は停滞します。
そのため、どちらにころぼうとも混乱は続くものとみられます。