2022年に行われたブラジル大統領選の結果を覆すためのクーデターを企てたとして、ボルソナロ前大統領や共謀した元閣僚ら34人が起訴されました。

ブラジル検察は18日、ボルソナロ前大統領が前回の大統領選敗北後、ルラ現政権の発足を阻止しようとクーデターを企てた罪などで、ボルソナロ氏と側近ら合わせて34人を起訴したと発表しました。

2022年に行われたブラジルの大統領選挙を巡っては、ボルソナロ氏が敗北した後、支持者らが大統領府や議会を襲撃する事件が起きていました。

検察側は、ボルソナロ氏は襲撃の計画を主導していたとし、計画の中ではルラ現大統領などの暗殺も検討されていたとしています。

ロイター通信によりますと、今回の起訴に対しボルソナロ氏の弁護士は、「民主的制度を攻撃するいかなる運動も支持したことはない」と反論しています。