プーチン大統領「今年だけで30隻の艦船が艦隊に加わる」 “海軍の日”に演説し西側諸国をけん制
ロシアのプーチン大統領は30日、「海軍の日」を記念する海上軍事パレードで演説し、「今年だけで30隻の艦船が艦隊に加わる」と述べて西側諸国をけん制しました。
サンクトペテルブルクでの「海軍の日」の催しは毎年恒例で、プーチン大統領は各艦船を回って乗組員を激励したあと、次のように演説しました。
プーチン大統領「(ロシアは)一貫して艦隊の力を増強している。今年だけでも30隻の異なるクラスの艦船が艦隊に加わる」
今年はウクライナ侵攻に関する言及はありませんでしたが、演説は海軍力を西側諸国にアピールする狙いがあるとみられます。
ロシア海軍は、今月18日の「穀物輸出合意」履行停止以降、黒海を航行する船舶への攻撃演習を繰り返しているほか、日本海では20日から中国との合同演習を実施、さらに太平洋では28日から合同パトロールを始めるなど、西側諸国をけん制する姿勢を強めています。