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イスラエルがハマス“休戦案”に反発 ラファ検問所の一部を制圧と発表

2024年5月7日 16:54

イスラエルは、イスラム組織ハマスが受け入れると発表した休戦案は、要求にはほど遠いと反発しています。こうした中、イスラエル軍は7日、ガザ地区南部のラファ検問所の一部を制圧したと発表しました。

ハマスは6日、「カタールとエジプトに対し、両国が提示した戦闘休止案を受け入れると伝えた」と発表しました。これに対し、イスラエル政府は、「ハマスが同意した案はイスラエルの要求からかけ離れている」とする声明を発表し、反発しています。政府高官も「取引を拒否しているのがイスラエル側だとみせるための策略のようだ」とハマスの発表を批判しました。

こうした中、ネタニヤフ政権は、ガザ地区南部ラファでの軍事作戦を継続することを決定しました。イスラエル軍はラファ東部で「ハマスの拠点を狙った限定的な作戦」として空爆を行うなど、圧力を強めています。

こうした中、イスラエル軍は7日、エジプトと国境を接するラファ検問所のガザ地区側を制圧したと発表しました。検問所付近では5日、ハマスのロケット砲による攻撃でイスラエル軍の兵士が死亡していて、「ラファ検問所がテロ目的で使用されている」と主張しています。

ロイター通信によりますと、検問所は閉鎖され、支援物資の搬入なども止まっているということです。