原爆投下の8時15分で止まった腕時計 米オークションサイトに出品 取り止め求める声も
被爆者の遺品とみられる腕時計がアメリカのオークションサイトに出品されていることがわかりました。ICAN=核兵器廃絶国際キャンペーンは、出品をとりやめるよう求めています。
アメリカのオークションサイトに出品されているのは、原爆投下時刻の午前8時15分で止まった腕時計です。サイトによると、原爆投下後に広島に派遣されたイギリス兵が焼け跡で見つけたものだということです。
これを受け、ICAN=核兵器廃絶国際キャンペーンのメリッサ・パーク事務局長は、出品を取りやめ、原爆資料館に寄贈するよう運営会社に手紙を送ったということです。
■ICAN 川崎哲 国際運営委員
「広島の犠牲者のものであるということは、売り買いによって誰かがもうけを得るのではなく、広島に戻すというのが筋」
オークションの入札期限は、現地時間の2月22日までです。
【2024年2月21日放送】