【育児】「天国に来たよう」離乳食を無料で提供 ママを助ける“赤ちゃん食堂”とは 『every.特集』
子育てに忙しいお母さんたち。幼い赤ちゃんを抱えての毎日は気の抜けない時間の連続だ。そんなママにとって大変な事の一つが離乳食。実は結構な負担となっている。
一日3食、メニューを考え手間暇かけて作らなければいけないし、頑張って作っても赤ちゃんの気分次第では食べてくれなかったりする。赤ちゃんにつきっきりのママは、ろくにご飯を食べることもできないでいる。
そんなママたちを助けようと生まれたのが「赤ちゃん食堂」である。神奈川県の助産院「ママナハウス」でスタートした赤ちゃん食堂は2年近くになる。
これまでたくさんの子育てママの「救い」になってきた。ここは離乳食を赤ちゃんに無料で提供。また小学生までの子どもは100円、大人も400円でご飯が食べられる仕組みだ。
「みなさんご飯にしますよ」
ママと赤ちゃんに声をかけたのが、助産師の菊地愛美さん。助産師として育児に悩む多くのママの声を聞き、離乳食作りの負担が大きいことを知った。
そこで自らの助産院で食堂を始めたのである。「疲れて寝不足で離乳食を作っても食べてくれない。その1食を代わることがお母さんに喜ばれる」と語る。
赤ちゃん食堂に来ていたお母さんは「天国に来ました。今日はもうごはん作らなくて良いんだ」と喜びの声をあげる。月2回開いている食堂。必要な食材は地域の住民や活動に賛同する企業からの支援があり、離乳食を無料にすることができている。
赤ちゃんが食べ終わるとママたちのご飯タイムが始まる。ママがご飯を食べている間、助産院のスタッフが赤ちゃんの面倒を見てくれるのだ。ゆっくりご飯を食べる…普段はできない“特別な時間”にママたちも笑顔だ。
そんな赤ちゃん食堂をもっと広めたいと菊地さんたちは新たな挑戦を始めていた。より多くのママと赤ちゃんを呼べる新プロジェクトとは…
※詳しくは動画をご覧ください。(2024年1月24日放送「news every.」より)