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創業2年目の確定申告は年収9万円…苦労してたどり着いた鶏・人・環境にやさしい平飼い養鶏 1パック2000円でも定期購入希望者が集まる、おばあちゃんと作った素エコ農園の魅力

2024年4月12日 9:22
創業2年目の確定申告は年収9万円…苦労してたどり着いた鶏・人・環境にやさしい平飼い養鶏 1パック2000円でも定期購入希望者が集まる、おばあちゃんと作った素エコ農園の魅力

今回のゲストは、株式会社sueco代表取締役・松本啓さん。フードロスを軽減する鶏・人・環境にやさしい平飼い養鶏の可能性を“1分間で社会を知る動画”を掲げる「RICE MEDIA」のトムさんが迫りました。

地元の飼料を与え、平飼いで育てる素エコ農園...名前の由来と目指すビジョン

トムさん「社名の“sueco”や農園名の“素エコ農園”の名前の由来はなんですか?」

松本さん「お婆ちゃんの名前“末子”をもとに考えました。“素”の部分には鶏や働いている人がのびのびできるイメージを込めました。

昔、祖母も鶏を飼っていたらしいのですが、当時は高級品で風邪を引いたときだけ食べることが出来るものでほとんど食べたことがないそうでした。

祖母が育てていた時代のように、鶏がのびのびと走り回り、地元の物を食べて育つという昔ながらの養鶏をしたいという思いから製品名も『おばあちゃんの昔たまご』とつけています」

トムさん「松本さんの卵にはどんな味わいや特徴がありますか?」

松本さん「臭みがなくコクがあるといって貰えます。特徴的なのは割ったときに“ピン”っと白みが膨れあがり、黄身がヘルメットみたいになることです。

生き生きと生命力が強いことをお客様に喜んでいただいています。個体によっては、黄身を掴み持ち上げることも出来ます。

僕が1年間オランダに留学した際、日本と比べてヨーロッパの人たちは環境意識がすごく高いと感じました。社会や地球のためにオーガニックなものを買おうという人が結構居てすごくいいなと思いました。

なので鶏にあげるエサも地元のものにこだわっています。今はキュウリの葉っぱや、くず米、くず麦、米ぬか、おからなど捨てられていたものを機械でブレンドして与えています。

キュウリは上に伸びていくため、下の葉っぱがどんどん増えてゴミになります。キュウリの葉をあげるようになってから、卵の黄身が濃くなったり、鶏たちの体調が良くなったりしています」

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