観光列車「スペーシアX」で優雅に鉄道旅…車内の人気カフェ楽しめる“裏ワザ”とは 日光で食べ歩き人気も『every.気になる!』
今年デビュー1周年を迎えた新型特急「スペーシアX」を利用した鉄道旅が人気となっています。さらに目的地のひとつ、栃木・日光を取材すると行列でにぎわっていました。
秋の行楽シーズンに東京・浅草駅で多くの人の視線を集めていたのは、今年デビュー1周年を迎えた新型特急「スペーシアX」。浅草から日光までおよそ2時間の旅が3340円から。予約困難なほど人気の席もあり、車内には鉄道旅を楽しむ家族連れや若い世代の姿がありました。
乗客(20代)
「コスパいい。新しくてきれい。エンタメとして楽しい」
「スペーシアX」の座席は全部で6種類あり、特別席を利用するには運賃などにプラス料金がかかります。定員4人までのぜいたくな完全個室タイプ「コンパートメント(1室8000円)」のほか、お得に楽しめる半個室タイプのボックスシート(1室400円 ※定員2人)などがあります。ボックスシートを予約した女性たちは──
乗客(40代)
「プライベートな空間で快適」
さらに1号車にはカフェが併設された特別席のひとつ、ラウンジタイプの座席があり、窓も大きく開放的な空間も魅力です。
(コックピットラウンジ 4人用2000円 2人用1000円 1人用500円 ※4人用は2人から利用可)
カフェにあるビールサーバーでは、オリジナルのクラフトビールが楽しめます。
全ての座席を体験したというリピーター家族は、お気に入りの1号車に両親を招待していました。
──沖縄からはるばる?
母親「来ました!乗るために!すごくステキ」
また“念願の乗車だった”という3世代の親子の姿もありました。
母(30代)
「すごくお得」
祖母(60代)
「窓広い、すごくよく見える」
孫(8)
「あそこから運転席も見える」
外の変わりゆく景色を一望することができ、子どもから大人までが満喫することができる車内となっています。
そうこうするうちに「スペーシアX」は、目的地・日光に到着。
乗客(30代)
「あっという間」
「乗務員さんが乗車記念で(写真を)撮ってくれる」
「鉄道旅」の後に、多くの人が楽しんでいたのが日光での「食べ歩き」。猿をかたどった和スイーツを扱う店には、行列ができていました。
・にほんかし 雲IZU 日光店「SOPPO焼きカスタード(250円)」
この日、「スペーシアX」で来たという夫婦に話を聞くと…
妻(30代)
「食べ歩き、3つ目?インスタとかにもあったので来た」
東武日光駅から日光東照宮までの1.5キロほどの街道には、食べ歩きができる店が25店舗以上(※番組調べ)。SNS映えなどをきっかけに、若い世代が多く訪れているのです。
・日光 NASUのラスク屋さん「ジェラート2種類(648円)」
・日光ぷりん亭「ハーフぷりんソフト(662円)」
東京から片道2時間ほどとあって「日帰り旅行」で来たという人もいました。
駅前の姿を60年見てきたという女性は、ここ数年の変化について──
さかえや・山本千代子 女将
「街自体も道路拡張し店がたくさんできた。だいぶ日光市は変わった」
世界遺産に登録されている日光東照宮の隣にも「日光珈琲 西参道」といった4つの飲食店が並ぶ、食べ歩きスポット「西参道茶屋」が登場するなど、日光は“グルメな街”としても人気となっています。
・日光ドラバタさん「日光ドラジェラさん(350円)」
・日光湯波巻 全「日光湯波巻御膳(2720円)」
さて、ここで「問題」です!
日光の盛り上がりに一役かう「スペーシアX」。1号車の特別席にはカフェが併設されていますが、普通席とボックスシートの乗客は使えません。ただ、特別に利用できる方法があるというのです。それは、AとBのどちらでしょうか?
A:運だめしの抽選
B:車内で先着順
正解は──
東武鉄道広報部・田浦理恵主任
「座席にあるカフェのオンライン利用の二次元コードを読み込んで」
乗車後、普通席などの座席にある二次元コードにアクセスすると、“早い者勝ち”でカフェを利用できるのです。正解は「B」。車内で先着順、20組ほどが使えるということです。
今年、増便した「スペーシアX」。座席は1か月前から予約できます。
(10月22日放送「news every.」より)