静岡に住む細川さん一家は、両親と3人の子供の5人家族。6歳の長男・瑛斗くんはカートレースに挑戦中だ。実は父・慎弥さんは数々の大会で優勝した実績を誇るプロのトップレーサー。母・由衣花さんも女性レーサーとして活躍中だ。

そんな両親のもとで育った瑛斗くんの遊び場は、幼い頃からサーキット場。レース中は両親に代わって妹たちの面倒を見る優しいお兄ちゃんだが、活躍する父の姿を見て、自分も挑戦してみたいとレースの世界に足を踏み入れた。今年の目標は、カートレースでの優勝だ。

去年7月。瑛斗くんの4戦目となる大会が行われた。スタートダッシュをうまく決め、4位でレースを折り返し順調な走りを見せていたが、中盤のコーナーで2台に抜かれ、結果は7位になってしまう。悔し泣きする瑛斗くんに父は「誰に負けるなではなく、自分のベストを尽くせ」と厳しい言葉をかける。

レースに勝つことだけが目的でなく、ひとりの人間として成長してほしいという思いからだった。コーナーでスピードを出せず順位を落とした瑛斗くん。ここ一番で勝負に出られなかったことが課題に…。

次のレースに向け、瑛斗くんはサーキットで練習を続ける。コーチはもちろんお父さんだ。その姿を見ていたお母さんは、「珍しく気合入ってます。この間パパと二人で練習に行ったんでうまくなってると思います」と手応えを感じている様子。前回失敗したコーナリングを徹底的に練習し、迎えた10月。勝負の時がやって来た。瑛斗くんは「勝つ気持ち！1位になりたい」と気合い十分。そしてレースがスタート。ところが、瑛斗くんには予想外の結末が待ち受けていた。


※詳しくは動画をご覧ください。(2022年2月2日放送「news every.」より)