【“発酵”の達人】発酵食に欠かせない「こうじ」の老舗…新たな試み
河出キャスターがたずねたのは…静岡県藤枝市にある創業132年の「こうじ屋」。「萩原こうじや」は去年リニューアルオープンし、見た目はカフェのような雰囲気。ショーケースには自家製のこうじでつくるみそや甘酒、塩麹などの調味料が並ぶ。
メインで販売しているのは、発酵食の元となる「こうじ」。お客さんは、この「こうじ」でみそをつくったり、甘酒をつくったりしているそう。
店で、できたての「こうじ」を見せてもらうと、こうじ菌をまとった“ふわふわ”なお米が。5代目の萩原猛さんは「やさしくしないといけない。こうじは生き物」と話す。温度管理を徹底し、丸2日間かけて発酵させる。7代目の優奈さんによると、こうじづくりは難しく5代目にしかできない作業だという。
優奈さんは、先代たちが大切につないできた店を、これからもずっと受け継いでいくため、新たな試みを始めている。
その一つがこうじを使った調味料でつくる、ロコモコ丼やビビンバ丼などの弁当販売。豚肉はしょうゆこうじに漬け込んでから焼くことでやわらかくなり、うま味もアップ。ナムルは、塩こうじを使った特製ダレでゆでた野菜を和えるだけ。やさしい塩気が野菜のおいしさを引き立てるという。
そして「飲む点滴」といわれるほど栄養素が豊富な甘酒を使ったドリンクも販売。酒かすではなく米こうじでつくる甘酒。砂糖は入れなくても、甘みは強いのだとか。
そして、健康のためには「運動」も大切。「おなかまわりの脂肪を落としたい」そんな悩みも解消できるエクササイズを教えてくれたのは、格闘技系のエクササイズを得意とするティップネスのインストラクター、MARIさん。
片足を上げた状態でのキック、そしてパンチの動きは脂肪燃焼効果が期待できるそう。好きな音楽をかけながら、1日10分でいいそうだ。
※詳しくは動画をご覧ください。(2022年10月19日放送「news every.」より)