【球場グルメ】築地のマグロ専門店 ”ステーキ丼”開発の舞台裏『every.特集』
野球シーズン真っ只中の明治神宮野球場。築地場外市場の名物メニューを集めたお店が登場した。今年3月にオープンし、売り上げは右肩上がりだという。
仕掛け人は玉子焼き専門店・松露(しょうろ)の斎藤さんだ。「一番大事なのは“築地のアピール”」とその思いを語る。
メニューは玉子焼き専門店の甘い玉子焼きとシラスの丼や、鶏肉専門店のジューシーなチキン南蛮丼など。
野球を見ながら楽しめるメニューがおよそ30種類あり、これまでにないスタジアムグルメとして人気を集めている。
さらに新メニューの開発も始まっていた。目を付けたのは築地名物のマグロだった。マグロで新たな球場グルメを作ろうというのだ。
新メニュー開発の担当は築地場外市場のマグロ専門店 樋栄(ひえい)の4代目候補・楠本康太さん。
樋栄は創業96年。豊洲市場で仕入れた天然の本マグロを中心に扱い、都内の料亭やすし店に卸している。
さらにマグロ丼の専門店も経営している。人気メニューは天然マグロの赤身と中とろをたっぷり使った生のマグロ丼。今回は、野球場向けにマグロ丼を投入しようという作戦だ。
しかし、マグロのメニューには問題点がある。屋外の球場では気温や食べる時間の関係で生ものの提供に制約があるのだ。
楠本さんは「今回はマグロを焼いてステーキ風にして出したい」と新たな戦略を練り、しょうゆ漬けとミソ漬けのひと手間加えたマグロメニュー2種類を作ることにした。
メニューとして出すためには、野球場サイドの審査を通す必要があるため、選択肢は増やしておきたい。
使うのはキハダマグロの赤身。売店の仕掛け人で、玉子焼き専門店の斎藤さんと試食をしながら、最終プレゼンに向けてメニュー開発は進んでいく。
果たしていかなるメニューが出来上がるのか。そして球場側の審査結果は?築地のプロたちの挑戦を追った。
※詳しくは動画をご覧ください。(2023年9月8日放送「news every.」より)