大雨被害の復旧に役立てて…大館市の小学生が考案したオリジナル弁当の売り上げを上小阿仁村に寄付
大館市の児童が、地元の企業と共同で開発したオリジナル弁当の売上の一部を、上小阿仁村に寄付しました。
寄付金は、大雨災害からの復旧・復興費用に充てられます。
上小阿仁村に寄付金を贈ったのは、大館市の桂城小学校の6年生と弁当の製造販売を手掛ける花善です。寄付金は大館アメッコ市の会場で販売した弁当の売り上げの一部です。
桂城小学校は2016年から6年生の児童が花善と共同で、オリジナル弁当を毎年開発しています。
今年度は大館産のサトイモとエダマメを使ったいももちや、コロッケなどをおかずに取り入れ、紙の容器で環境にも配慮しました。
開発した弁当は、児童たち自ら販売していて、ことしは用意した2025個が完売したということです。
寄付金の贈呈は「水害で困っている上小阿仁村のために少しでも役に立ちたい」という児童たちの声がきっかけでした。
「集中豪雨とかをすると、すごく生活に困るんだなってわかったので、少しでも寄付して復興に協力できればいいなと思って、やりました」
「これを機に上小阿仁の状況を知ってもらって、上小阿仁に対する気持ちみたいなのを全国の人に 向けてほしいなと思います」
上小阿仁村 小林悦次村長
「子どもさんからこんなに災害を受けた人方のことを考えていただいているということを本当に有難く思っております。大切に村民のために使わせていただきたいと思っております」
児童たちの思いがつまった寄付金は、去年7月に発生した大雨災害からの復旧のための費用に充てられます。