秋田駒ヶ岳で2度の火山性微動 2018年以来 火山活動の活発化は確認されず
仙北市の秋田駒ヶ岳で、27日夜、火山性微動が2回発生しました。
火山性微動の観測は2018年以来です。
いまのところ噴火につながるような火山活動の活発化は認められていませんが、今後の情報に注意が必要です。
気象庁によりますと、27日午後8時半ごろと午後11時ごろ、揺れ幅の小さな火山性微動が1回ずつ発生しました。
火山性微動は、火山活動のひとつで、始まりと終わりのはっきりしない揺れが数十秒から数分続きます。
地下のマグマやガスなどが移動することで起きると考えられていて、秋田駒ヶ岳で観測されるのは、2018年4月以来、約7年ぶりです。
また、同じ火山活動のひとつで、ゆっくりとした揺れが特徴の低周波地震も、27日から28日午前10時までに4回観測されています。
秋田駒ケ岳は、噴火警戒レベルが5段階のうち最も低い「1」の活火山です。
いまのところ、噴火につながるような火山活動の活発化は認められていませんが、今後の情報に注意が必要です。