25年以上の歴史を持つ恒例行事 卒業を控えた小学校6年生が茶道を体験 秋田・中通小
秋田市の小学校で13日、茶道の体験授業が行われました。参加したのは卒業を間近に控えた6年生です。
中学校への進学を前に、なれない礼儀作法を一生懸命学び、抹茶の味を堪能しました。
「おはようございます~」
少し緊張した様子の中通小学校の6年生たち。授業が行われたのはいつもの教室ではなく、小学校の中にある和室です。
楢岡瑞穂 校長
「きょうは皆さんの心の思い出のアルバムに、ぜひこのお茶会のことも心に刻んで、中通小の思い出としてしっかりと思ってほしいなと」
中通小学校では、中学校への進学を前に日本の伝統文化に触れてもらおうと、毎年この時期に「卒業記念お茶会」を開いています。
指導したのは、この地域で茶道教室を開く小林宗津さんです。児童たちはお辞儀の仕方や和菓子の食べ方など、茶道の礼儀作法を教わりました。
ほとんどの児童が抹茶を飲むのは初めて。
お茶碗を回す、一気に飲まず一口一口飲む、など、普段とは違ったお茶の飲み方でその味を堪能しました。
校舎内に和室をつくった1998年に始まったというこのお茶会。いまでは、卒業前の6年生の恒例行事となっています。
参加した児童は…
「僕1回も茶道をやったことがなかったので、初めての体験をしてとってもよかったなと思いました」
「ちょっと苦かったけどすごく美味しかったです。」
「お茶のたて方とか作り方をテレビでは見たことあるんですけど、やったことがなかったのですごく楽しかったです。すごく思い出になってすごくいい体験になりました」
緊張しながらも茶道に挑戦し、おいしいお茶を味わった児童たち。1か月後の卒業式を前に、小学校での思い出がまた一つ増えました。