ブラウブリッツ秋田 新スタジアムが公設でも一定の建設費用負担を検討
秋田市の八橋地区で建設する可能性が高まっている、新たなスタジアムについて、サッカー・ブラウブリッツ秋田は、行政が費用負担や建設を主導する「公設」の場合でも、クラブ側として一定の建設費用の負担を検討していると明らかにしました。
新たなスタジアムの建設計画を前進させることが、クラブのトップとしての使命だと、以前、決意を語っていた、ブラウブリッツ秋田の岩瀬浩介社長。
クラブの方向性を左右する審査結果が、まもなく出されます。
ブラウブリッツ秋田 岩瀬浩介 社長
「最後の最後まで、できる限り状況をJリーグにお示しできればなというふうに思っております。今月末にはライセンスの発表が控えております」
クラブは、今後J1やJ2でプレーするための参加資格・クラブライセンスを再び取得することを目指していて、その審査結果が今月下旬にも、公表される見通しです。
ライセンスを得るためにクリアしなければいけない最大の課題は、新たなスタジアムを速やかに建設できるかどうかを示すこと。
5日は、建設計画に関わる県と秋田市、クラブの3者が、計画の進捗状況を確認する定例の会合を、ほぼ非公開にして開催しました。
新たなスタジアムは、県や秋田市が費用の確保から建設までを主導する「公設」方式で進める可能性も出ていますが、計画を決めるまでのプロセスは公にされないままです。
話し合いが終わったあと、岩瀬社長が取材に応じ、八橋地区で建設する場合の候補地の案を3者で情報共有したほか、ライセンスの審査に直接関わる第三者機関・FIBとクラブが直接面会したことについて報告したと明らかにしました。
岩瀬 社長
「現在の状況、今後の見通し等々含めて、直接クラブにお話を伺いたいというですね。クラブからすると非常に、過去にはない異例の面談でした。それが8月28日に行われました」
「FIBの審査の面談といった部分も、ちょっとこう、雰囲気だけお伝えすると、やはり厳しいものだったなっていうところだったんですね」
岩瀬社長は、FIBとの面会は、スタジアムの建設についての質疑が大半だったと説明しました。
このほか岩瀬社長は、行政が主導する公設で建設を進めることになった場合でも、クラブ側として一定の建設費用の負担を検討していると明らかにしました。
岩瀬 社長
「練習場(クラブハウス)で5億を民間の僕らが集められたというようなことは、間違いなく今後の新スタジアムに向けても実績として、根拠ある数字として、支援の金額をお伝えできるのかなと」
「公設になったから全部自治体に頼るのかっていったらそうではないですし、一方でこれまで民設民営で進んでて、我々が集めなければいけない金額も非常に大きいところがあったので、そこに関してできる限りのことをしっかりと、できる部分にはなってきたんじゃないかなと」
10日には、Jリーグのトップが秋田を訪れ、県や秋田市と、新スタジアムについて意見を交わす見通しです。