秋田県内に約7万戸…解体費用の高騰も…どうする空き家対策 フェアで個別相談会
県内でも喫緊の課題となっている空き家の対策や不動産の相続などを学べる催しが秋田市で開かれました。
今後、ますます解体費用が上がることも懸念されていて、不動産関係者は、早めの対策を呼び掛けています。
不動産フェアは、県内の不動産業者で作る団体が、空き家の処分について考えてもらおうと開催しました。
全国的にも増え続け、県内でも喫緊の課題となっている空き家。
国の最新のまとめによると、県内には去年10月時点で約7万戸の空き家があり、5年前と比べて9000戸ほど増えています。
処分が進まない理由は様々です。
空き家の悩みにより具体的に対応するための個別相談会も開かれました。
相談者
「私がた住んでる家も何十年もすれば古しくなります、子どもにあちこち負債を残したくないので」
こちらの女性は、亡くなった兄の家の解体と土地の売却を考えています。
最近は物価や人件費の高騰で空き家の解体費用も上昇傾向となっています。
女性は処分を進めたあとの土地の売買にも不安を感じていて、不動産業者からアドバイスを受けていました。
不動産関係者 戸松清一さん
「業者の人にね、一切私の方できれいにするから、要するに更地にしてきれいにするからこの状態で例えば値段は安くてもいいから、これを処分するようなことをお願いしたいと、そういう話をやっぱりしていくしかこれは解決できるものはない」
「ダメだろうという前提で物事を考えないで、その土地がなんとかなるって形を描いてね」
秋田県宅地建物取引業協会 赤田英博 会長
「いろんな方法がありますので、まずは自分で悩まないでですね、まずは地域の不動産業者ハトマークちゃんとありますのでね、ハトマークのお店に一度行っていただければ、少しは気持ちも楽になると思いますので、まずはドアをいただければと思います」
団体は、空き家の解体などで悩んだら、秋田市の秋田県不動産会館で毎週開いている無料相談会なども積極的に利用して欲しいと呼び掛けています。