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1日限定復活 廃線約20kmを“ほぼ”走破出来るイベント 『旧神岡鉄道』をガッタンゴーで行く(一部、おくひだ号)! 走行区間の半分以上がトンネル「利活用を“自分ごと”として考えるきっかけに」

2024年10月31日 10:33
1日限定復活 廃線約20kmを“ほぼ”走破出来るイベント 『旧神岡鉄道』をガッタンゴーで行く(一部、おくひだ号)! 走行区間の半分以上がトンネル「利活用を“自分ごと”として考えるきっかけに」

「旧神岡鉄道遺構」の“ほぼ全線”を、ガッタンゴーとおくひだ号で走破するイベント「ロストラインチャレンジ in 飛騨神岡 2024」が、2024年11月17日(日)に開催されます。

約20kmにもおよぶ「旧神岡鉄道遺構」。全線の約6割をトンネルが占めることから、“奥飛騨の地下鉄”とも呼ばれてきました。廃線から18年経った現在も、その長いトンネル群は健在。廃線後の鉄路は、レールマウンテンバイク「ガッタンゴー」のコースや運転体験の場として利活用されてきました。

しかし、「ガッタンゴー」担当者によると、コース等で使用している約7㎞区間以外は、ある程度の整備は実施されているものの、関係者以外の立ち入りを行っていないため、その存在自体が飛騨市民から忘れられつつあるといいます。また、この未着手区間の利活用に対しては、継続的な事業を行うための人材や資金の確保に難航。現在、利活用の目処が立っていないといいます。

鉱山の町・神岡を物語る、大切な遺産でもある「旧神岡鉄道遺構」。

“神岡鉄道遺構の全線における利活用を、市民や市外の人々に『自分ごと』として認識するきっかけを作りたい!”

そんな「ガッタンゴー」担当者たちの思いから生まれたのが、旧神岡鉄道遺構の“ほぼ全線”を走破する「ロストラインチャレンジ in 飛騨神岡 2024」でした。

飛騨市制20周年推進事業の一環として、“1日限定”で実施される本イベント。「ガッタンゴー」担当者は、「この遺構の未着手の区間、あるいはガッタンゴー等により着手済みの区間を未来に向かってどう活かしていくか、そしてこの遺構に“残す価値”があるのかを、市民(の特に若い世代)に投げかける機会にしたい」と開催へ期待を明かします。

「ロストラインチャレンジ in 飛騨神岡 2024」は、「下り勾配」と「上り勾配」の2コースから選択可能。担当者によると、神岡(温泉口駅)から富山県境(国境橋)までの下り勾配は「わりと楽ちん」、一方で富山県境から神岡までの上り勾配は18.5㎞の上り坂が続くため「そこそこしんどい」とのこと。一般の方はレジャー気分で楽しめる「下り勾配」、飛騨市内の中高生には「上り勾配」に挑戦してほしいといいます。

定員は両コースともに20組で、参加費は下り勾配は1組で1車両5,000円(市外在住者は1車両15,000円)、上り勾配は1車両2,500円(飛騨市内の中高生限定)。本イベントの目的を踏まえ、参加に関する事前予約は「飛騨市民限定」で選考予約を受付中。11月5日までの期間で空き枠があった場合、飛騨市民以外の人も事前予約を行うことができます。

最終更新日:2024年10月31日 10:33
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