2学期スタート クマ警戒で異例のバス通学に 三重・熊野市 飛鳥小学校
三重県熊野市の小学校でも、2日が始業式。
子どもたちはスクールバスで学校に向かっていました。道のりはわずか700メートルほど。
普段は歩いて通っていますが、1学期の終わりごろからバスでの通学に切り替わりました。
その理由は…
6年生:「クマが出て危ないから、バス通学になりました」
通学路の近くでクマが目撃されたことを受け、全ての児童をバス通学にする異例の対応をとっているのです。
中には身近なところで被害があった子も…
6年生:「(学区内の)おばあちゃんの家で飼ってるニワトリが2羽(クマに)食べられてしまった。怖かったですね」
クマの目撃情報が相次いでいる三重県。
今年度は県内で85件に確認されていて去年1年間の2倍以上となっています。
さらに、先月14日には世界遺産・熊野古道の近くで登山客の女性がクマに襲われけがをする被害が発生。県南部の16の市と町にはクマアラートの警報と注意報が出されています。
この学校では、児童に鈴を持たせる対策も行っています。
熊野市立飛鳥小学校 二見哲生 校長:「子供たちの安全を守るのが一番。安心して学校に登校してもらうのが一番」
全校児童のバス通学は9月20日までの予定です。