冬の車の暖房時「A/C」はオン?オフ?ガソリン高騰のご時世だからこそ知りたい車の燃費向上の秘訣
国によるガソリン補助金が縮小されていることを受け、ガソリン価格が上がり続けています。利用客から困惑する声が高まる中、今すぐにできるガソリンの節約テクニックを取材しました。
止まらないガソリン価格の高騰に街の人はというと…。
■ガソリンを給油した人は
「前も高かったんですけど、もっと高くなっちゃってやばいですね」
「この辺だと車ないと不便なのでもうちょっと安くしてほしい」
「2日にいっぺんとか入れるので」
「やっぱり会社の経費がかさんで大変だと思います」
少しでもガソリン代を節約するために日本自動車連盟=JAFに燃費の良い運転のコツを聞きました。1つ目は「アクセルの踏み方」です。
■JAF福島支部 田代秀之さん
「燃料の消費が一番多いのは停止時から発進する時で、オートマチック車だったらブレーキを離したら一呼吸を置いて、アクセルをゆっくり踏んでもらうことが大事」
発進する時は緩やかにアクセルを踏み、5秒間をかけて時速20キロまで加速するのが目安です。
■JAF福島支部 田代秀之さん
「車によっては前後するが、大体10%燃費が向上する」
また、速度を一定にキープしアクセルのオン・オフを少なくすることも燃費の向上につながるといいます。
続いて、2つ目は冬場ならではのコツです。
■JAF福島支部 田代秀之さん
「冬場はエアコンのスイッチをオフにしてもらうと、燃費向上につながる」
車にあるこちらの「A/Cボタン」。実は「冷房」と「除湿」を制御するためのスイッチで、オフにしても暖かい風はエンジンなどの熱で作られるといいます。
燃費を良くするため運転前にできることも。1つはタイヤの空気圧をチェックすることです。
■JAF福島支部 田代秀之さん
「タイヤの空気圧が規定の数値を下回ると燃費が悪くなる。路面とタイヤの摩擦が大きくなって、抵抗になってしまうので」
田代さんによれば、1か月に1回、点検と補充をするのが理想的です。ほかにも、重いものを乗せたままにすると、知らず知らずのうちに燃料を消費してしまうので、不要な荷物を運転前におろすことも大切です。
■JAF福島支部 田代秀之さん
「エコドライブを実践すると、地球にも優しい、お財布にも優しい、そして安全運転にもつながる。ちょっとした工夫で燃費が向上するので、実践して欲しい」