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「描いた絵が犯人につながれば」似顔絵捜査の講習会 この道17年のベテランの腕前は 佐賀県警

2025年1月21日 18:45
「描いた絵が犯人につながれば」似顔絵捜査の講習会 この道17年のベテランの腕前は 佐賀県警

限られた情報から事件解決や身元の特定につなぐ手法の1つが「似顔絵捜査」です。佐賀県の警察学校で21日、警察官らを対象にした似顔絵捜査の講習会が開かれました。

■奥村誠悟記者
「教室では、向かい合った相手の顔を見ながら黙々と鉛筆を走らせています。」

佐賀市の警察学校では開かれた似顔絵捜査の講習会には、20歳から40歳の警察官や警察職員ら27人が参加しました。目撃した際の限られた情報からその人の顔の特徴をとらえ、事件の解決や身元の特定へと導くのが似顔絵捜査官です。佐賀県警では警察官や警察職員の似顔絵捜査技術の向上を目指して、およそ30年間、ほぼ毎年講習会を開いています。

■最年少・内川愛瑠巡査(20)
「犯人が逃走中とか、目撃者の情報をもとに自分が描いた絵でちょっとでも犯人につながることができればと思います。」

佐賀県警では3年前、下着を盗もうとして逃走した男が似顔絵捜査から検挙につながりました。

講習会では、向かい合った相手の顔を描く演習も行われました。捜査官歴17年の斉藤真由子巡査部長は初心を思い出すために参加しました。

■斉藤真由子巡査部長
「耳が高さが人によって違うので意識したり、首など顔以外のところも気にかけています。」

斎藤巡査部長は、似顔絵を描く力だけではなく目撃した人から特徴を聞きだすこともポイントだと話します。

佐賀県警では今後も似顔絵捜査の技術向上を図るとともに、新たな似顔絵捜査官の育成にもつないでいきたいとしています。

最終更新日:2025年1月21日 18:45
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