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本格飛散のシーズン到来 「一番大事なのは花粉に触れないこと」 医師に聞いたこれから間に合う対策 福岡

2024年2月13日 17:54
本格飛散のシーズン到来 「一番大事なのは花粉に触れないこと」 医師に聞いたこれから間に合う対策 福岡
花粉の本格飛散シーズン到来 対策は

13日は過ごしやすい陽気になりました。暖かくなるにしたがって気になってくるのが、花粉症です。本格的な飛散の時期を前に、具体的にできる対策を専門家に聞きました。

■檜垣すみれアナウンサー
「日差しがポカポカとして暖かいです。歩いている人の中には、ダウンを手に持つ人や薄手の羽織りものの人が多くみられます。」

福岡市中央区では13日、ことしこれまでで最高となる17.5℃の気温を観測したほか、大牟田市や朝倉市など、県内の多くで3月下旬から4月上旬並みの暖かさとなりました。

■街を歩く人
「異常に暖かい。ダウンを軽めのものに変えた。」
「(Q.腕まくりしているが?)暑いです。コートを着ていたが、暑くて脱いだ。(Q.コートは?)この(リュックの)中に。春かと思った。」

春らしく過ごしやすい気候になるのはうれしい一方、気になるのが花粉症です。

■阿部まみフィールドキャスター
「こちらのクリニックには連休明けで多くの患者がいますが、中には花粉症の症状のかたもいます。」

福岡市中央区のクリニックには13日、すでに症状が出ている患者がいました。

■30代
「きのう・おとといの時点でちょっと(症状が)来ているなという感じ。もう(花粉が)舞っていますね。すごい。目でもわかります。」
■20代
「鼻水がひどく、それでノドがやられてしまい、全然声も出ないし、目もかゆい。去年は3月ぐらいからひどかった気がするが、今から大変なので、もう不安です。乗り切れるかなと。」

福岡県医師会の観測では、福岡市では先週木曜日から花粉の飛散が始まりました。

■阿部キャスター
「Q.ことし花粉症の患者はもう来ている?」
■みみ・はな・のど せがわクリニック・瀬川祐一 院長
「かなり多く来ている。花粉の飛散がすごく早かった影響もあり、早くから花粉症の患者が多く来ている。」

年明け早々の1月上旬にすでに受診した人もいたといいます。

花粉症で、症状が重い人は仕事の効率が悪くなったり、外出を控えたりして、経済的にも大きな影響があるといわれます。

その対策を聞きました。

■瀬川院長
「一番大事なのは花粉に触れないこと。マスクをして、花粉症用のゴーグルをかける。家の中に持ち込んでしまうと症状出るので、防ぐ対策が必要。花粉が付きにくいナイロン製アウターを着用し、家に入るときは花粉を払うことも大切。」

日本気象協会によりますと、本格的に花粉が飛散するとみられるのが今週金曜日の2月16日以降です。

この間に、まだ間に合う対策もあります。

■瀬川 院長
「薬を早めに使い始めることがすごく大事。発症前の服薬で、楽に過ごせるとことが医学的に分かっている。間近なので早く薬を飲み始める。最近ではドラッグストアでも買える。」

花粉症の対策を確認します。

瀬川院長によりますと、花粉を寄せ付けないことが大切で、
①マスクやゴーグルを着用する
②花粉がつきにくいナイロン製のつるつるとした服を着る
③入室前に衣類や頭髪などに付着した花粉を払う
そしてもう一つ、
④食生活に気をつけることで、症状が出にくい体作りができる
ということです。

一方、実際に家の中に入ってしまった花粉に対しては、換気扇に花粉症用のフィルターをはったり空気清浄機を使ったりして、花粉をブロックすることも有効です。

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