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【年末年始】「博多の台所」では価格に変化も 福岡空港は28日が出国ピーク 九州道は最大20キロの渋滞予測

2023年12月27日 17:49
【年末年始】「博多の台所」では価格に変化も 福岡空港は28日が出国ピーク 九州道は最大20キロの渋滞予測
福岡の年末年始に変化も

新型コロナの5類引き下げ後、初めて迎える年末年始で迎春準備で忙しいという方も多いのではないでしょうか。物価高が家計に響いた一年ですが、意外にも高級食材がお買い得のようです。

■吉村史織フィールドキャスター
「年末年始も近づき、市場にはたくさんの商品が並んでいます。 買い物客も楽しそうに商品を選んでいます。」

27日午前、博多の台所・福岡市中央区の柳橋連合市場には「正月用の食材」を求めて、買い物客が訪れていました。

■90代
「お正月だけしか出ないから、この赤いニンジン。がめ煮用の材料を買いました。」
■60代
「数の子。安かった。女房と子どもが好きなので、いろいろ行事の時だけは奮発しようと思っています。」

こちらの鮮魚店には、年末年始の食卓を華やかにする海産物がずらりと並んでいます。去年と比べて価格に変化が見られるものもあるといいます。

■船津商店・船津健一社長
「ことしは冷凍のカニが安い。平均すると去年より3割くらい安い。」

こちらのロシア産のタラバガニは去年は4万円ほどでしたが、ことしは去年より1万円安い3万円です。冷凍のカニをめぐってはウクライナ侵攻への経済制裁としてアメリカがロシア産を禁輸にしたため、日本への流通が増え、相場が下がったといいます。

さらに、ブリやハマチも天候がよく成育が順調なことから、例年より3割ほど安くなっていました。

一方、こちらの和菓子店、鮹松月は27日から正月用の鏡餅作りを始めました。

■鮹松月・松尾信子さん
「どうしてもビニール代・脱炭素剤とか梱包素材が値上がりしているので、その分ちょっと(価格を)上げています。」

餅を包装する資材や原材料となる餅米の価格が上がったことを受け、一部の鏡餅を50円値上げして販売するということです。

福岡空港では、年末年始を海外で過ごす人たちの出国が始まっていました。

■家族でハワイへ
「コロナもだいぶ収まったので、久しぶりに家族とリフレッシュしたいなと。結婚10周年で私から家族へのプレゼント。」

■夫婦でロンドンへ
「ロンドンのテムズ川とビッグベンで花火が打ち上がっているところに2人で行って、カウントダウンを街中で楽しもうと思っています。」

新型コロナが5類に引き下げられ、初めて迎える年末年始です。福岡空港の出国は28日からピークを迎えますが、27日、福岡市・天神の福岡県パスポ―トセンターでは、ギリギリでパスパートを受け取る人の姿もありました。

■韓国に旅行する専門学生
「明日。ギリギリです。(パッキングは)まだです。準備もまだなので、急いでやろうかなと。」

福岡県パスポートセンターによりますと、去年は12月の1か月間で受け取りは3791人でしたが、ことしは12月に入り26日までに6139人と、すでに2000人以上増えています。

新型コロナの5類引き下げや、物価高の影響が如実に現れた2023年でした。新しい年は、どんな一年になるのでしょうか。

年末年始の九州道の渋滞予測を見ていきます。29日は下りで正午ごろ、福岡インター付近を先頭に最大10キロ、30日も下りで午前11時ごろ、筑紫野インター付近を先頭に最大10キロの渋滞が発生する見込みです。

1月2日は上りで午後3時ごろ、広川インター付近を先頭に最大20キロ、基山パーキングエリア付近を先頭に最大15キロ、また午後5時ごろ、古賀サービスエリア付近を先頭に最大15キロと予測されています。

2日は下りでも正午ごろ、基山パーキングエリア付近を先頭に最大10キロの予測です。

3日は上りで午後3時ごろ、広川インター付近を先頭に最大10キロ、午後4時ごろは基山パーキングエリア付近を先頭に最大10キロ、午後5時ごろは見坂峠付近を先頭に最大15キロと予測されています。

NEXCO西日本はピークを避けて利用してほしいと呼びかけています。

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