福岡城に天守閣はあったのか 発掘調査を文化庁が許可 福岡市は早ければ4月から測量を実施へ
実在したかどうかの議論が続く福岡城の「天守閣」について、福岡市は早ければことし4月から「天守台」の発掘調査を行う予定だと明らかにしました。
福岡市は福岡城「天守台」の発掘調査について、去年12月、所管する文化庁に申請を出していて、2月21日に許可が出たということです。
福岡市は新年度予算案に、福岡城の「天守台」を調査するための予算およそ4800万円を盛り込んでいます。
計画では基礎の図面を作るために、本丸から「天守台」にかけての測量を実施し、その後、発掘調査や石垣の構造などを調べるレーザー探査などを行うとしています。予算が成立すれば、ことし4月に着手する予定です。
福岡市はこれまで「天守閣」があったことをうかがわせる資料が見つかったことを発表していますが、実際に存在したのかどうかの議論が続いています。