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【福岡で猛暑日】短パン・ポロシャツでOKの高校 生徒の要望で導入「最高です」 熱中症対策と多様性で変化 福岡

2024年7月17日 18:14
【福岡で猛暑日】短パン・ポロシャツでOKの高校 生徒の要望で導入「最高です」 熱中症対策と多様性で変化 福岡
制服は組み合わせ自由

福岡県内では17日、35℃を超える猛暑日となったところがありました。そのうちの一つ、太宰府市の私立高校では、生徒たちにとって「涼しいアイテム」が導入されています。

■元木寛人フィールドキャスター
「福岡県太宰府市です。午前11時前ですが、 手元の温度計はすでに34℃を超えています。」

福岡県内では17日、太宰府市で36.7℃、福岡市で35.4℃の猛暑日になりました。気象庁と環境省は、福岡県に熱中症警戒アラートを出し、注意を呼びかけました。

■街の人
「少し動いただけで、汗が滝のように出てきて大変。」
「暑いですね。昔は35℃なんていかなかったが、今は当たり前。」

厳しい暑さの中、太宰府市の私立 筑紫台高校では、携帯用の扇風機を持って登校する生徒の姿も見られました。

■元木フィールドキャスター
「今、生徒たちが登校していますが、制服姿の中にハーフパンツとポロシャツ姿で登校している生徒もいます。」

筑紫台高校では2023年6月から、ハーフパンツと半袖ポロシャツを制服の一つとして取り入れました。

■筑紫台高校・金森靖二 教頭
「猛暑で熱中症対策や、通学も特に自転車は暑いので、涼しいポロシャツ・短パンの制服を取り入れたらいいのではないかと。」

生徒からの要望で取り入れた、涼しい制服の評判を聞きました。

■生徒
「涼しいし登校しやすい。登校した後も、汗をかいても気にならないのでいいです。」
「体育の後に汗をかいている時、制服を着るのが嫌だから。涼しくて最高です。」

学校によりますと、2割程度の生徒がハーフパンツとポロシャツの制服を着ているということです。

生徒たちは、ポロシャツとスラックスなど自由に制服を組み合わせることが可能で、衣替えの時期も定めていないため、一年中、好きな制服で登校することができます。

学校側がポロシャツ・短パン制服を取り入れた理由は猛暑だけではありません。

■金森 教頭
「ジェンダーレスの観点からも取り入れた。昔は学ラン、セーラー服が当たり前だった。 多様性の社会で変化している。もっと変化してもいい。」

学校現場で生徒の自主性を尊重する取り組みが進む中、制服も時代に合わせて変化しています。

カジュアルなポロシャツとハーフパンツの夏服は、佐賀県の県立嬉野高校でも2023年から導入されています。

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