母親と仲良くじゃれ合いながら泳いでいるのは、カマイルカの赤ちゃんです。福岡市の水族館、マリンワールド海の中道で5月3日に誕生し、14日、一足先に報道陣に公開されました。

■石田旭昇アナウンサー
「水面からひょこっと顔を出しているのはカマイルカの親子です。お母さんのサンゴと楽しそうに泳いでいます。」

元気いっぱいにプールを泳ぎ回るのは、カマイルカの赤ちゃんです。

こちらは5月3日に母親のサンゴが出産した時の映像です。

■飼育員
「わ！出た出た出た！」

サンゴにとっては2度目の出産です。1度目は死産でしたが、今回、無事に産まれました。

マリンワールドでイルカの赤ちゃんが生まれたのは、3年ぶりですが、カマイルカの出産は初めてです。国内ではカマイルカの飼育例が少ないため、繁殖に成功するのは全国的にも珍しいということです。

甘えたい盛りの赤ちゃんイルカ。水の中では、必死にお母さんのおっぱいを飲んでいました。現在の体長はおよそ95センチで、体重も10キロほどで順調に育っています。

■マリンワールド海の中道 海洋動物課長・木下克利さん
「お母さんがジャンプがとても得意なイルカなので、お母さんに負けないくらいジャンプをして、イルカってこんなに高く飛べるんだという感動を与えてくれるイルカになってくれたら。」

一般公開は1年から1年半後になりそうですが、ことし秋には、期間限定のお披露目も予定されています。

赤ちゃんイルカの名前は夏休みごろ、一般公募する予定です。