初代「門司駅」の遺構を保存して 専門家と市民が北九州市に要望「学術調査で価値の見極めを」
現在のJR門司港駅の近くで見つかった明治時代の初代「門司駅」の遺構を巡り、専門家や市民が学術調査と現地保存を北九州市に要望しました。
14日、北九州市に要望書を提出したのは、九州大学や福岡大学の建築史が専門の学者と北九州市民の4人です。およそ400人分の署名とともに、初代「門司駅」の遺構の現地での保存や周辺の発掘調査などを求めています。
明治時代に開業した初代「門司駅」の遺構は去年9月、北九州市が計画する複合公共施設の建設予定地で見つかりました。北九州市の武内市長は1月、遺構の一部を移築保存したうえで、計画通りに公共施設を建設する考えを示していました。
専門家などは遺構の詳細な学術調査を実施し、価値を見極めるべきだとしています。