旧門司駅の遺構を発見 赤レンガは機関車庫も基礎部分か 一部を移築して保存へ 福岡・北九州市
JR門司港駅の近くから明治時代の旧門司駅の遺構が見つかり、北九州市の武内市長は一部を移築して保存する考えを示しました。
北九州市はJR門司港駅近くに複合公共施設の建設を計画していて、去年9月から埋蔵物を調査していました。
その結果、建設予定地からは明治期に開業した旧門司駅の遺構が発掘されました。赤レンガが連なる部分は機関車庫の基礎部分と見られています。
北九州市の武内市長は25日の会見で専門家の意見などを踏まえ、遺構の一部を保存する考えを示しました。今後、高さ2メートル、長さ数メートルにわたって切り出し、移築するということです。
移築先は隣接する九州鉄道記念館などが検討されていて、費用は2000万円程度と見込まれています。