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【注意】窓からのぞきこむサル ひっかかれてケガをした人も 住宅街で出没相次ぐ「ハナレザル」か 福岡

2024年8月1日 13:29
【注意】窓からのぞきこむサル ひっかかれてケガをした人も 住宅街で出没相次ぐ「ハナレザル」か 福岡
住宅街でサルの出没相次ぐ

福岡市内でサルの目撃情報が頻発しています。連日の猛暑でサルもぐったりしているのかと思いきや、出没が相次いでいます。いったい、なぜなのでしょうか。

住宅の窓ガラスに顔を近づけるサル。よく見ると、何かを口に含み、食べているのが分かります。これは、7月27日、福岡市城南区で撮影された映像です。

■吉原美樹記者
「サルはこの辺りで目撃されました。周りは閑静な住宅街で、近くには中学校もあります。」

目撃した女性に当時の様子を聞きました。

■サルを目撃した女性
「ネコかなって思ったんです。そうしたら目が合って、サルだ!って思ったら、車の上に乗っかって裏に行った。」

急いで家の中に避難したためケガはありませんでしたが、サルは家の裏にある倉庫に上っていったといいます。

■女性
「すぐそこに、窓のところにサルがいて、木の実があるのですが、その木の実をポリポリ食べていた。」

先ほどのサルが、窓越しに家のなかをのぞきこんでいたといいます。さらには、窓を開けようとする仕草も。

■女性
「窓を開けようとして、手形がついているんです。閉めていてよかった。ちょっと怖いですね。」

福岡市によりますと、サルの目撃情報は7月だけで、早良区で17件、西区で12件など相次いでいます。

7月26日には城南区で、女性がサルに尻をひっかかれ軽いケガをしたほか、29日には早良区で、6歳の女の子がサルに洋服を引っ張られました。

専門家は、サルの出没に季節は関係ないとした上で、群れを離れて単独で行動する「ハナレザル」が、住宅街に迷い込んだ可能性を指摘します。

ただ、暑い時期ならではの特徴があるといいます。

■野生鳥獣対策連携センター・阿部豪取締役
「日中の暑い時間帯は動きがなくて、ぼーっと日陰で過ごしたりしている。サルとしてはできるだけ炎天下を避けたいので朝夕の活動が盛んになる。活動時間帯は比較的、涼しい時間帯を選んでいる。」

城南区でサルが撮影されたのは午前8時半ごろでした。福岡市によりますと、市内で相次ぐ目撃情報の多くは早朝や夕方に集中しているといいます。

福岡市はサルを見つけても、むやみに近づいたり、大きな声を出さないよう注意を呼びかけています。

※FBS福岡放送めんたいワイド2024年7月30日午後5時すぎ放送

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