朝食を食べよう「朝勝(あさかつ)ウイーク」始まる 大学では100円朝食 企業も参加 「朝食総選挙」で米・野菜セットが当たる 福岡市
福岡市は25日から「朝に勝つ」と書く「朝勝(あさかつ)ウィーク」と題して、朝食の大切さを知ってもらうイベントを始めました。この一環として、市内の大学では100円で朝食が提供されました。
■吉村史織フィールドキャスター
「大学の構内に特別なブースが設置され、学生たちが4種類のメニューの中から好きな物を買っています。」
1日限定で福岡市の西南学院大学にオープンしたのは「100円朝勝(あさかつ)食堂」です。福岡市と民間企業などが大学生の健康づくりを支援しようと、100円で朝食を提供しました。
午前8時のオープン直後から学生たちが次々に訪れましたが、みなさんはふだん朝食を食べているのでしょうか。
■1年生
「朝起きるのが苦手なので食べない時もあります。」
「ギリギリまで寝たい。食べるよりは睡眠を優先しているけれど、朝の1限受ける時はぼーっとするので、食べた方がちゃんと授業受けられますね。」
福岡市が市民を対象にした調査によりますと、朝食をほとんど毎日食べる人は全体の77%でしたが、大学生に限ってみると半数以下の48%です。学生たちに朝食を食べない理由を聞きました。
■2年生
「準備です。化粧したり。ギリギリに起きて。」
■1年生
「ご飯は学校来ても食べられるからメイクを優先しちゃいます。」
こちらの化粧品店は「朝勝ウィーク」の協力企業として、無料でスキンケアのアドバイスをしています。強調しているのは「朝食をとること」でした。
■ポーラ ・三小田 祐子さん
「朝食を抜いた人 、運動不足が習慣化している人は、シワのリスク、肌トラブルのリスクが高まるというデータがあります。」
朝食をしっかりとった上で、慌ただしい朝に一手間を取り入れてほしいと話します。
■三小田さん
「手を少しこすり合わせて温める。その熱を肌に押し込むよう温める。化粧持ち、乾燥知らずの部分というのが出てくると思います。」
ことしで3回目となる「朝勝ウィーク」では、新たに「朝食総選挙」を始めました。洋食や和食、シリアルなど10種類の朝食定番メニューから、自分の好きなものに投票してもらう企画です。「朝勝ウィーク」のHPから誰でも参加できます。投票した人の中から抽選で、米10キロや野菜セットなどが当たります。
■福岡市 福岡100推進課・奥田一成 課長
「市民の健診の結果を分析したところ、朝食を食べない人は将来、介護が必要になるリスクが高いことが分かっています。朝食の大切さに改めて目を向けて、ぜひ毎日朝食を食べてもらえれば。」
福岡市はこの期間を通して食生活を見直し、健康な生活を送ってほしいと呼びかけています。