牛乳・バター・チーズの消費拡大へ 料理コンクールで九州各県の代表が腕を競う 福岡
福岡市で24日、牛乳やバターなど乳製品の消費拡大につなげようと、料理コンクールが開かれました。素材を生かして作られたアイデア料理の数々。今晩のおかずの参考になるかもしれません。
福岡市の調理専門学校で開かれたのは「九州ミルク料理コンクール」です。飼料の値上がりなどで苦境が続く酪農家を消費で応援しようと、九州生乳販連が主催したもので、400以上の応募から書類審査を勝ち抜いた九州各県の代表7人が腕を競いました。
■佐賀代表・山田照彦さん(72)
「リコッタチーズです。牛乳とヨーグルト(が入っています)。」
佐賀代表の山田照彦さん(72)が作るのは、自家製のリコッタチーズを包んだソーセージです。豚ミンチにハーブを練り込んだ肉ダネに、できたてのチーズを包み、加熱して完成です。
■審査員
「これはソーセージの中にタマネギのすりおろしが入っているのですか?」
「はい。」
審査するのはプロの料理人など4人です。
福岡代表で調理専門学校生の外山虎太朗さん(19)は、ホワイトソースを包んだパイを作ります。
■福岡代表・外山虎太朗さん(19)
「焦げないように素早く混ぜています。」
パイ生地を葉の形に成形して焼き上げます。
熊本代表で子育て中の野村奈々さん(39)が使うのは、たこ焼き器です。
■熊本代表・野村奈々さん(39)
「(乳製品で)栄養が取れて楽しめるというので考えました。」
バターやスキムミルクを残りご飯に混ぜて丸めて焼き、チーズと牛乳のフォンデュソースに絡め、子どもたちが喜びそうな逸品が完成です。
審査のポイントは、味や見た目、乳製品を生かしているかなどです。
■司会者
「第1位は、佐賀県、山田照彦さんです。」
リコッタチーズのソーセージを作った、佐賀代表の山田さんが優勝しました。
■山田さん
「ソーセージとチーズのバランスが大事かなと思って気を使いました。ありがとうございました。」
■九州生乳販連・稗島喜美男 代表理事常務
「(乳製品で)こういう料理が作れると分かったら、うれしいですよね。こういう提案があったというのは、どんどん発信していきたいと思っています。」
飲むだけでなく、調理でもおいしく。乳製品を使ったオリジナル料理に挑戦してみてはいかがでしょうか。