新年を前に、福岡県篠栗町で巨大な釈迦涅槃像を清める恒例の「すす払い」が行われました。

■吉村史織アナウンサー
「きょうは年に一度のすす払いの日です。私も重い竹ざおで人生で初めてお釈迦様の顔をなでています。」

福岡県篠栗町の南蔵院にある釈迦涅槃像は、全長41メートル、高さ11メートルで、ブロンズ製の涅槃像としては世界最大級とされています。

26日は200人ほどの参拝者が集まり、新年の無病息災を祈りながら、ささを使って涅槃像のほこりを落としたり、布で丁寧に汚れを拭き取ったりしていました。

■福岡市から
「一年の気持ちをきれいに新年に向けてすすと一緒に払っていこうと思って。」

■北九州市から
「これからも100歳まで元気でいさせてください。1日でも長生きできることね。」

26日は、南蔵院の最寄りとなるJR福北ゆたか線の「城戸南蔵院前駅」がリニューアルオープンしました。

新たな駅舎は「和」をコンセプトにしていて、待合室には畳を使ったベンチが設置されました。

■吉村アナウンサー
「待合室の隣にはミニギャラリーも併設され、あの大谷翔平選手のバットも展示されています。」

これまで南蔵院に寄贈された貴重な品が展示されています。住職の林覚乗さんは「来るだけで楽しい駅になっているので、ぜひ立ち寄ってほしい」と話していました。