10月24日、徳島県吉野川市で、宇宙飛行士の金井宣茂さんが市内の中学生約600人を前に、宇宙での経験や学んだことについて講演しました。

金井宣茂さんは東京都出身の47歳、2017年から18年までの168日間、国際宇宙ステーションに滞在しました。

講演では、宇宙での生活や、滞在中に撮影した写真などを紹介しました。

（JAXA宇宙飛行士 金井宣茂さん）
「やっぱ東京はめっちゃ明るいですよね。すごい明るい川に沿って、町の明かりが見えたりとか。人間の生活って宇宙から見えるんだなあって、非常に感動した覚えがあります」

また過酷な訓練を経験した過去を振り返りながら、宇宙飛行士に必要な資質について話しました。

（JAXA宇宙飛行士 金井宣茂さん）
「自分を信じ、まあそのうちなんとかなるさという前向きな楽観性。こういうのが、もしかしたら死ぬかもしれないという宇宙飛行をやる上で、非常に重要だなあと」

講演後は中学生から、「宇宙服の着心地はいいのか」や「宇宙でスマホは使えるのか」などの質問が相次ぎ、生徒らの宇宙への興味は尽きない様子でした。

（中学生）
「生の宇宙飛行士の話を聞いて、（宇宙の）食や何をやっているかとか知れてよかったし、もっと宇宙に興味が持てました」