「ブレイキン」の普及と選手の育成に取り組む徳島市の男性を取材【徳島】
2024年のパリオリンピックの競技に採用され注目を集めた、日本ではブレイクダンスと呼ばれてきた「ブレイキン」。
背中や肩で体を回転させるなど、アクロバティックな動きが特徴です。
この「ブレイキン」を徳島県内で広め、その魅力を子どもたちに知ってもらおうと取り組んでいる徳島市の男性を取材しました。
徳島市の白浜恭平さん(36歳)です。
白浜さんは2024年8月、「ブレイキン」の指導者養成と普及に取り組む団体・日本ブレイクダンス青少年育成協会の指導者資格ライセンスAを、徳島県内で初めて取得しました。
(白浜恭平さん)
「そのライセンスをやっている団体から、こういうのがあることを教えてもらい、受けてみました」
白浜さんが取得した指導者資格ライセンスAは、3つある資格の真ん中にあたります。
ライセンスAの資格取得者は全国で57人。
資格取得に向けては、ブレイキン特有の動き、体の回転時にケガをしにくくするサポート方法など2時間の講習を受けるほか、60分間の実技試験も行われました。
試験では、定められた時間内に振り付けを考えるなどのダンススキルも問われました。
(白浜恭平さん)
「生徒さんに安全に指導できるというところも大きいですし、(「ブレイキン」の)しっかりした知識とか歴史とかを知った上で教えられるという、指導者の知識を得られるというところが結構興味があったので」
白浜さんが「ブレイキン」を始めたのは、阿南高専1年のときに先輩から誘われたのがきっかけでした。
以降、日本はもちろん中国や台湾など国外のダンスバトル大会に出場するなど、36歳になった今も現役のダンサーとして活動を続けています。
一方で、ふだん白浜さんは、徳島県鳴門市内の会社に勤める傍ら、9年前からは休日に子どもを対象に「ブレイキン」を教えています。
この日行われたレッスンには、小学1年生から5年生まで7人が参加しました。
(白浜恭平さん)
「ここから先生は逆やけど、このまんまここに入るだけ」
「そのときに足を振ってやる、左足を」
「そうそう、頭を流さな、すーっと」
生徒によってレベルは様々な中、ダンス技術だけでなく考えること、そして表現力を磨くことも「ブレイキン」の大切な要素です。
(白浜恭平さんの指導)
「ポーズを考えてみよう。例えばこんなのでもいいよ。大事にしてほしいのは恥ずかしがらない」「行くよ、じゃあ、やってみよう。いけた?」
(藍住北小学校 中尾海里くん(4年))
「とても楽しいし、褒めてもらったらとても嬉しいです。オリンピックに出たり、世界一になってみたいです」
レッスンは約1時間、生徒には「ブレイキン」を楽しく学んでほしいという思いから、安全面への配慮も欠かせません。
(白浜恭平さんの指導)
「まず、これから練習をしないといけないというところを練習してください。それができるようになってきたら、ゆっくりできるようになるとか、回数できるようになるとか、つなげられるようになってくるんで。あせらず、ケガのないように練習をしてください、いいですか」
(白浜恭平さん)
「怪我をしてしまったら、その期間はできなくなってしまいますし、やっぱり怖いという意識にも繋がってしまうので、そこはなかなかないように注意している。いまのこの資格で得た知識を活かして、いろんな子を育成して、徳島から世界で活躍できるようなダンサーを育てられたらすごく良いなと思ってます」
実は白浜さんには、5年前に新設された徳島県ダンススポーツ連盟のブレイクダンス部長という、もうひとつの顔があります。
競技の普及にむけた今後の目標は。
(白浜恭平さん)
「なんとかこの徳島でも『ブレイキン』を広める運動に関わりたくて。目標としては、サッカーとか野球みたいに学校でもクラスで何人かしているみたいな。いまはブレイクダンスの大会をやるっていうぐらいしかできてないので、やりたいこととしては体験会とか、『ブレイキン』やっていない人に『ブレイキン』を知ってもらえるような場は、何とかやっていけたらなと思ってます」
2028年から「国民スポーツ大会」で公開競技として実施されることになった「ブレイキン」競技の普及と選手の育成に、白浜さんはこれからも汗を流します。
白浜さん、今後は日本で現在3人しかいない、最上位のライセンスマスターの取得も視野に入れ、がんばっていきたいということです。
背中や肩で体を回転させるなど、アクロバティックな動きが特徴です。
この「ブレイキン」を徳島県内で広め、その魅力を子どもたちに知ってもらおうと取り組んでいる徳島市の男性を取材しました。
徳島市の白浜恭平さん(36歳)です。
白浜さんは2024年8月、「ブレイキン」の指導者養成と普及に取り組む団体・日本ブレイクダンス青少年育成協会の指導者資格ライセンスAを、徳島県内で初めて取得しました。
(白浜恭平さん)
「そのライセンスをやっている団体から、こういうのがあることを教えてもらい、受けてみました」
白浜さんが取得した指導者資格ライセンスAは、3つある資格の真ん中にあたります。
ライセンスAの資格取得者は全国で57人。
資格取得に向けては、ブレイキン特有の動き、体の回転時にケガをしにくくするサポート方法など2時間の講習を受けるほか、60分間の実技試験も行われました。
試験では、定められた時間内に振り付けを考えるなどのダンススキルも問われました。
(白浜恭平さん)
「生徒さんに安全に指導できるというところも大きいですし、(「ブレイキン」の)しっかりした知識とか歴史とかを知った上で教えられるという、指導者の知識を得られるというところが結構興味があったので」
白浜さんが「ブレイキン」を始めたのは、阿南高専1年のときに先輩から誘われたのがきっかけでした。
以降、日本はもちろん中国や台湾など国外のダンスバトル大会に出場するなど、36歳になった今も現役のダンサーとして活動を続けています。
一方で、ふだん白浜さんは、徳島県鳴門市内の会社に勤める傍ら、9年前からは休日に子どもを対象に「ブレイキン」を教えています。
この日行われたレッスンには、小学1年生から5年生まで7人が参加しました。
(白浜恭平さん)
「ここから先生は逆やけど、このまんまここに入るだけ」
「そのときに足を振ってやる、左足を」
「そうそう、頭を流さな、すーっと」
生徒によってレベルは様々な中、ダンス技術だけでなく考えること、そして表現力を磨くことも「ブレイキン」の大切な要素です。
(白浜恭平さんの指導)
「ポーズを考えてみよう。例えばこんなのでもいいよ。大事にしてほしいのは恥ずかしがらない」「行くよ、じゃあ、やってみよう。いけた?」
(藍住北小学校 中尾海里くん(4年))
「とても楽しいし、褒めてもらったらとても嬉しいです。オリンピックに出たり、世界一になってみたいです」
レッスンは約1時間、生徒には「ブレイキン」を楽しく学んでほしいという思いから、安全面への配慮も欠かせません。
(白浜恭平さんの指導)
「まず、これから練習をしないといけないというところを練習してください。それができるようになってきたら、ゆっくりできるようになるとか、回数できるようになるとか、つなげられるようになってくるんで。あせらず、ケガのないように練習をしてください、いいですか」
(白浜恭平さん)
「怪我をしてしまったら、その期間はできなくなってしまいますし、やっぱり怖いという意識にも繋がってしまうので、そこはなかなかないように注意している。いまのこの資格で得た知識を活かして、いろんな子を育成して、徳島から世界で活躍できるようなダンサーを育てられたらすごく良いなと思ってます」
実は白浜さんには、5年前に新設された徳島県ダンススポーツ連盟のブレイクダンス部長という、もうひとつの顔があります。
競技の普及にむけた今後の目標は。
(白浜恭平さん)
「なんとかこの徳島でも『ブレイキン』を広める運動に関わりたくて。目標としては、サッカーとか野球みたいに学校でもクラスで何人かしているみたいな。いまはブレイクダンスの大会をやるっていうぐらいしかできてないので、やりたいこととしては体験会とか、『ブレイキン』やっていない人に『ブレイキン』を知ってもらえるような場は、何とかやっていけたらなと思ってます」
2028年から「国民スポーツ大会」で公開競技として実施されることになった「ブレイキン」競技の普及と選手の育成に、白浜さんはこれからも汗を流します。
白浜さん、今後は日本で現在3人しかいない、最上位のライセンスマスターの取得も視野に入れ、がんばっていきたいということです。
最終更新日:2025年1月24日 20:47