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阿波食材づくしのフレンチ ミシュラン東京1つ星のトップシェフが腕ふるう【徳島】

2024年9月27日 18:00
阿波食材づくしのフレンチ ミシュラン東京1つ星のトップシェフが腕ふるう【徳島】
9月25日、徳島市で「フレンチの奇才」と呼ばれるトップシェフによる食事会が開かれました。

コンセプトは「フレンチと徳島の食材の調和」、いったいどんな料理が提供されたのか、取材してきました。

「見てこれいい感じでしょ」
「最高のお肉」

調理した徳島の食材をみつめながらこう話すのは、フレンチのトップシェフ、ドミニク・コルビさんです。

(ドミニク・コルビさん)
「徳島って何がいいか、野菜とかやっぱり海のものとか、もちろんお肉とかも素晴らしい食材だと思います」

パリ生まれのドミニクさんは15歳ので料理の道を志し、30年前に来日しました。

以降、日本を拠点に活動し、2007年から4年連続で自らが総料理長を務める店で、ミシュラン東京1つ星を獲得しています。

国内フランス料理界のトップシェフとして君臨するドミニクさんが今回、目を付けたのが徳島の食材でした。

(ドミニク・コルビさん)
「私のお料理と徳島の食材を使って、素晴らしい料理ができると思います。この食材こういう風に使えるとか、みんなびっくりすると思います」

ドミニクさんは今回の食事会に向け、3か月前から食材を研究してきました。

全8品のうち、デザートなどを除く6品で県産の食材を使っています。

こちらは前菜、鳴門天然鯛のマリネ。

徳島産みかんのエキスに香辛料を加えたもので、鯛の身をまる1日漬け込みました。

魚料理は徳島の近海で獲れた鰆の炙りに、グリーンピースのソース、鳴門のレンコンと旬のシャインマスカットを添えて。

そして、メインの肉料理は、徳島で育てられた黒毛和牛をパン生地に包んで焼いた上、さらに6時間、寝かせたシェフ一押しの一品です。

午後7時、食事会がスタート。

訪れた約50人が、阿波食材のフレンチに舌鼓を打ちました。

「料理人によってこんなに違うのかと思った」
「シャインマスカットがのっていたのを食べて、フルーツとご飯が合うんだと知れてよかったです」
「フランス料理にも十分、徳島の素材が活かせられるんだと、徳島県民として誇らしいことだと思いました」
「わかめだったり鯛とか、まだ知られていない食材が海外に発見されて広めていけたら、とても素晴らしいことだと思います」

(ドミニク・コルビさん)
「みんな初めての料理ばかりと言ってくれて、徳島の食材としてはこんなになると思わなかった。それが一番びっくりしていると思いますよ」
「素晴らしい食材で最高です今、幸せです」

ドミニクさんは、徳島がとても気に入ったということで、今後は食育や料理教室など、徳島での活動を増やしていきたいと話していました。
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