「心が戻ってきた」200年の伝統・益城町「木山初市」地震復旧で5年ぶり元の場所で開催
益城町の春の風物詩「木山初市」が3月、5年ぶりに元の場所で開催され、多くの人でにぎわいました。
木山初市は約200年前の江戸時代に始まったとされる益城町の伝統行事です。熊本地震の復旧工事などで別の場所で開かれていましたが、5年ぶりに木山横町通りに戻ってきました。整備を終えた通りには、地元の花店や雑貨店など約50の店が並びました。
■倉本園芸 倉本憲幸さん
「やっと元の姿に。皆さんの心が元に戻ってきた。これからが再スタート」
会場では、初市名物のあんこ餅「市だご」を求める長蛇の列が出来ていました。
■地元の女性
「うれしい。楽しみが増えた。来年も来たい」
■益城町で飲食店を再建した市村修一さん
「5年ぶりで感無量。今日という日を待っていた。まだまだ復興は道半ばだが、久しぶりに皆さんの笑顔が見られて最高」
まもなく熊本地震から8年を迎える益城町。復興を後押しするような笑顔あふれる初市となりました。