天草市で珍味のカラスミ作り 12月から主に関東・関西に出荷
天草市牛深町で、珍味のカラスミ作りが盛んに行われています。
カラスミは、中国の墨に似ていることから、「唐墨」の名がついたとされ、江戸時代は将軍や大名などに好まれたといわれています。
天草市牛深町の井上勇商店では、塩漬けにしたボラの卵巣を一昼夜水に浸して塩抜きし、天日干しします。そして、浮き出た脂分を従業員が一個一個手に取って形を整えながらふき取っていました。
今年は、日中の気温が高いため朝方や夕方に干すなど手間がかかっていますが、つやのある良い製品に仕上がっているということです。井上勇商店では、年内は1500本のカラスミ作りを見込んでいて、来月初めから主に関東や関西方面に出荷されます。