｢成人の日｣の8日、熊本市では｢はたちの記念式典｣が開かれ、若者たちが新たな門出を迎えました。

成人の日を迎えた熊本市。まだ暗いうちから晴れやかな着物に袖を通す若者たちの姿が。

■女性
「着物を選んでいて、この色がいいなと思ってピンときたので、この色にしました。なんか、キラキラなのでわくわくしてきました」

笑顔で身にまとう思い思いの着物。ことしのトレンドは…。

■ロイヤルスタジオ新南部店 筑紫あゆみ店長
「今年は総柄の華やかな色味の着物が人気です。やっぱり、映える色だったり、映える柄がすごく人気」

パールやストーンなどをあしらった装飾や、ファー付きのストールも人気だといいます。一方、こんな若者も。

■女性
「これはママ振りといって、母親の振り袖を着ている」

母親が成人式で身に着けた着物で晴れの日を迎えます。

■母親
「とってもうれしく思います。これからしっかりと立派な大人になってほしいなという思いを継いでくれたらなと思う」

それぞれの晴れ着に身を包み、若者たちが向かったのが…。

熊本市中央区の花畑広場。二十歳の晴れの日を迎えた約7400人が集まりました。

■女性
「きょうは色々な人に成人おめでとうと言われたから、成人したんだなと実感しました」

おととし成人年齢が18歳に引き下げられましたが、熊本市は成人の日に20歳を祝う｢はたちの記念式典｣を開催。能登半島地震の犠牲者に黙とうが捧げられ、大西一史市長は｢被災地に思いを寄せると同時に、自分たちを育ててくれた人に感謝を伝えて欲しい｣と述べました。

■女性
「大人になると責任が生まれるのかなという不安もあります。でも、きょう1日楽しみたいと思います」

こちらの男性はひときわ豪華なはかま姿。

■男性
「うふふはずかしい～」

給料3か月分でレンタルしたそうです。

■男性
「礼儀正しい人になりたいです。悪さばっかりしてきたので真面目に頑張ります」

高校時代に新型コロナの影響を受けた世代。

■女性
「学校に来られなくて友達とも会えないし、毎日やることもないし、楽しくなかったです。コロナのその時期は。きょう来られて良かったです」

互いの笑顔を感じながら決意したことは。

■男性
「プロのレーシングドライバーなので世界に羽ばたけるようにがんばります」
■男性の集団
「2003年生まれは最強! うえーい」