のとじま水族館の人気ショー今春復活へ! 一時避難のイルカもコンディション上々
地震の影響で、飼育が困難となり、福井や神奈川などへの避難を余儀なくされたのとじま水族館の生き物たち。
水族館は、去年7月に一部施設を再開したものの、ショーの主役であるイルカやアシカは、県外の施設に避難したまま…それでも。
重盛 友登 記者:
「今飼育員が総出でゆっくりとイルカを移していきます」
昨年末までにイルカ11頭が水族館に帰ってきました。
そして、春休みの期間に合わせて目玉でもあるイルカショーが復活する見通しとなったのです。
仰向けに泳いでから…くるんと回転!手の合図で後ろの方向へ進んだり…
この日は、飼育員の手や笛のサインにしっかり反応するか、動きなどを確認するトレーニングが行われていました。
担当するのは、飼育員の一人、松岡哲也さん。
のとじま水族館・松岡 哲也 さん:
「本当に準備いますごく整ってきていますし、イルカのコンディションもすごくいい。避難している場所でも(トレーニングを)やっていただいていたので」
松岡さんは、飼育員歴30年以上の大ベテラン。長年、イルカを担当をしていましたが…
のとじま水族館・松岡 哲也 さん:
「(一緒のトレーニングは)1年ぐらいは空いていましたね。(Q.1年間隔が空いてしまうというのはいままで)いや、ないですね…」
それでも、この日のトレーニングでは、久しぶりとは思えない連携を見せてくれました。
のとじま水族館・松岡 哲也 さん:
「気負いすることなく、震災前にできていたことがしっかりできることが一番かな。飾らずに『のとじま(水族館)』 らしいショーを見ていただきたいなと思います」
段階的に復旧を進めてきたのとじま水族館。その象徴ともなるショーの再開に向け、トレーニングが続けられています。