どうなる?課題山積の金沢都心軸再開発 金沢市が2エリアに分けた再開発案を提示
金沢駅から片町に至る都心軸では金沢都ホテルの跡地や日銀金沢支店の跡地利用をどう進めるかなど、課題が山積しています。
金沢市では、この地域が開発する業者が税制上の優遇などを受けられる都市再生緊急整備地域の指定を目指していて、2月には、内閣府が候補地域に設定しています。
その指定に向け21日に開かれた協議会では地域整備方針の骨子案が提示されました。金沢駅周辺以外の都心軸エリアでは市が設定する高さ制限の順守を求める一方、金沢駅周辺では60メートルの高さ制限について規制を求めない内容となっています。
金沢市・村山 卓 市長:
「高度についての規定は、高さについての記述はあえてしませんでしたけども、開発する民間事業者に対しては、景観に配慮した形の開発をしていただきたい」
委員からは都ホテル跡地の再開発を促すため「高さ規制を緩和できる旨を盛り込んでほしい」との声や防災機能の向上などを求める意見も上がり市では年内に開く協議会で素案を取りまとめたいとしています。