21年ぶりの自分に再会 小学校の閉校後にタイムカプセル開封 階上町
2003年に階上町の小学校に埋めたタイムカプセルを21年ぶりに卒業生たちが開けました。開封まで紆余曲折がありましたが懐かしい思い出がよみがえりました。
灯台の近くにある海辺の校舎。階上町の旧小舟渡小学校です
学校では100年以上にわたり子どもたちの歓声が響いていましたが少子化で学校は統合、3年前に閉校しました。
この夏、校舎に大人たちが集まりました。遅れていた開封式をするためです。実はこのタイムカプセル、4年前すでに掘り起こされていました。本来は創立120周年を迎える2022年に掘り出す計画でしたがその前に閉校が決まったため急きょ掘り出しました。ただ、2020年はコロナ禍、大人数を集めることができずにいました。この夏、4年越しでようやくみんなで開封します。
タイムカプセルは2つ、1つは創立100周年記念で2003年に埋めたもの。もう1つは2010年に埋めたもの。紺色の包みの中に何を入れたのかみんな覚えていません。
中には当時の写真や作文・手紙などが学年ごとに納められていました。
満点のテストも目立ちます。なぜそれを入れたのかほとんどの人が覚えていません。みんな当時の自分や友達に会えたような気がしました。
★卒業生
「思い出がよみがえりました」
「懐かしいなと思いました」
「自分宛の手紙とか読んでみたのですけれどちょっとはずかしくて家でもう一度ゆっくり読もうかなと思っています」
思い出話に花が咲きました。
★卒業生
「人数は少ないですけれどこうやって何十年ぶりにみんなに会えてとてもうれしいです」
★実行委員会 佐京忠光さん
「(2020年度の)閉校の時に埋めたのが残っていますので また10年後になるのか15年後になるのか楽しみに きょう上がった歓声がまた聞けることを楽しみにしています」
当時こっそり中に入れた担任の先生への感謝状も手渡すことができた卒業生たち。タイムカプセルはみんなが再会し絆を深めるきっかけになりました。