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【特集】手縫いの「がま口」で特許取得 かわいくて使いやすい「ポムデポポタン」

2024年4月2日 16:48
【特集】手縫いの「がま口」で特許取得 かわいくて使いやすい「ポムデポポタン」

最近はキャッシュレス決済の普及でコンパクトなお財布を持っている方が多いですよね。きょうの特集は手縫いで作られた「がま口」です。かわいらしい見た目と使いやすさを追求した末に特許構造を発明した男性に製作にかけた思いを聞きました。

真剣なまなざしで「がま口」を作っているのは弘前市の猪股龍世さん32歳です。昔からなじみがある「がま口」をもっと広めたいと去年3月「がま口」に特化したオリジナルレザーブランド「VOUIVRE」を立ち上げました。

★VOUIVRE代表 猪股龍世さん
「長く寄り添えるものをコンセプトにしてて本当にこだわり抜いた良いものを届けられるようなブランドを作りたいと思って、妥協のない、妥協した物がひとつもないブランドにしました」

実は猪股さん左の腕と手が思うように動かせません。5年前、前の職場での事故で神経を損傷したのです。この事故で出来ることが少なくなったとき心の支えになったのが趣味だったレザークラフトでした。有り余る時間を興味のあった「がま口」の製図に費やしていました。そんなとき大好きだった祖父、豊作さんが亡くなります。猪股さんは天国で使ってもらおうと革財布を作り副葬品としてひつぎに入れました。これが転機になりました。

★VOUIVRE代表 猪股龍世さん
「あれがなかったらたぶん革(づくり)やっていないですね それきっかけで手縫い始めて手縫いの勉強 糸とか縫い方を自分で研究し始めたというのがスタートになる」

そこから猪股さんはオリジナルのがま口作りに没頭していきます。まずはじめたのが糸をよることでした。

★VOUIVRE代表 猪股龍世さん
「やっぱり縫い目の仕上がりが全然違ってレザークラフトを始めて一番興味を持ったのが縫い目だったので」

自分で糸をより、その縫い方にもこだわり納得がいく縫い目を追求していったのです。

★VOUIVRE代表 猪股龍世さん
「今、自分以外やっていない縫い方 長持ちするように糸に優しいように縫うにはこうしたらいいのにな いかにこすれ摩擦が起きづらくできるかを考えてやりました」

その独自の縫い方で試作品を300個以上つくり、世界にひとつだけのこだわりがつまったがま口の皮財布が完成しました。それがこちら!フランス語でりんごを指す「ポム」とお尻を指す「ポポタン」を組み合わせて「ポムデポポタン」と名付けました。糸は世界中から厳選、口金は国内の職人に特注でつくってもらい試行錯誤の末の自信作です。

★青森放送 猪股南アナウンサー
「ぷっくりと膨らんだフォルムでとてもかわいらしいです 革はほどよく厚いんですがとても軽くて手によくなじみます 開けてみましょ う継ぎ目がなくてとても見やすいです」

★VOUIVRE代表猪股龍世さん「従来のがま口であれば中に突起ができるんですけど自分が作ったポムデポポタンは中に突起がないようなつくりをしていてそれが特許の構造になっています」猪股さんが作ったがま口と製造方法は特許出願からわずか4か月あまりで登録、これまでにない画期的な発明でした。

お札やカードを入れられるようにするなど使いやすさも追求しています。

★VOUIVRE代表 猪股龍世さん
「(革は)キズも付きづらいし水にも強いしメンテナンスも不要手なじみがよくて型崩れしないように作ってるので長く使えるかなと思って中も見やすいのでそこは評判がいいです」

4月6日には、新色を発売!今後も使いやすく長く愛されるがま口を作りたいと意気込みます。

★VOUIVRE代表 猪股龍世さん
「もっとがま口を身近に広めたいのもあるんですがこだわって作られたもの本当にいい物をもつ喜びやそれを大切にするものを大切にしてそのものに神様が宿ってもらえるような作品作りをこれからもしていきたいと思っています」

猪股さんの妥協のないもの作りの挑戦はこれからも続きます!

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