昔の夏休み、何してた?今では見られない光景も!懐かし映像で振り返る昭和平成・愛媛の夏
夏休み真っ只中!ということで、きょうは、南海放送に残るライブラリー映像から愛媛の“夏休み”の歴史を振り返ります。今では見られない光景も!
まずは、38年前の松山市駅前に時代を巻き戻し!
1986年7月。松山市駅前の長蛇の列。
並んでいる人たち:
「きのうの朝の7時半です」
「けさの2時です」
24時間以上並んで買い求めるものとは…
女性:
「子どもが東京から帰ってくるのでお盆にそれで並んでおります。娘夫婦と孫です」
飛行機のチケットです。ネット予約がまだ無い時代、こうして、実家のおじいちゃんやおばあちゃんが買ってくれていたんですね。
今も昔も、子ども達にとって水遊びは欠かせません!斬新な水遊びも…頭の上の容器に水風船をセットして。
「1,2,3どっちが割れるか!」
水ふうせんそう!遊び方も様々ですね。
36年前のこの日、松山市の中島で行われていたのは1泊2日のキャンプ。2日間密着していたリポーターも、あまりの楽しさに。
リポーター:
「地引網を引いているところなんです。今日のお昼ご飯なんですね!早速!」
マイクを投げ飛ばして!?地引網体験に参加です。網を引くと…大漁!!
子どもたち:
「タコでーす!気持ちわるい~」
1990年代、当時の「いよてつそごう」で恒例となっていたのが…テレビゲーム大会です。ズラッと並んだテレビに、プレイする子どもも見る子どもも釘付けです。この真剣なまなざし…今と子ども達と変わらないですね。
2001年の夏休み、四国中央市の家族が大がかりな自由研究に挑みました。
「金砂湖を一周するぞ!おー!」
鈴木さん一家。小学生の元気くんと妹の愛姫ちゃんが作ったのはペットボトルの筏です。このペットボトル筏で家族4人が乗って、湖に浮かぶことができるか。
お父さん:
「1,2!1,2!」
湖の近くに遊びに来ていた人達も、元気くんたちのおじいちゃんも陸からエールを送ります。
おじいちゃん:
「こんなにうまいこと動くとは思わなかった。作るのは大変(だった)」
そして見事、筏は沈むことなく湖を一周!挑戦成功を果たした元気くん、その気持ちを得意の俳句で一句。
元気くん:
「金砂湖でトムソーヤになる夏の午後」
あれから23年。元気くんは32歳に、愛姫ちゃんは31歳になり、地元、四国中央市で働いています。そして、元気さん、2年前にお父さんになり…家族も増えました。
子ども達の挑戦は、他にも…内子町で行われた、2泊3日の座禅イベントです。
子ども:
「面白いです!」
(座禅しんどくない?)
「痛いですね」
住職:
「今までのお寺と言いますとお葬式や法事とかのイメージで、子ども達にとっては大変暗いイメージ。一緒に遊びながら我々も修行させて頂く気持ちでやっている」
西予市宇和町の座禅では慣れない座り方に…あ~しびれが!皆、よく頑張りました!
始まった時は長いようで、振り返ると短い…と、多くの子ども達が感じる“夏休み”。
1985年の夏休み後半、意外な場所が混雑しました。ここでクイズ!それはどこでしょうか。
正解は…
医師:
「子どもの視力は難しいですね。学校の事はしなくちゃダメ、暇があれば本も読まなくちゃダメ、テレビも見なくちゃダメ。最近はテレビゲームですか、随分と目の酷使が多いですからね」
眼科です。
大忙しなのは、夏休み終盤の子ども達も!駆け込みプールを楽しむ子に…こちらでは、図書館で宿題の追い込みをする子ども達の姿が。
男の子たち:
「正岡子規の事で」
「北方領土について」
中には…
男の子:
「夏休みの宿題?まだもうちょっと残っとる」
Q.何残ってる?
「えっとね、夏休みの学習帳と工作…など!」
Q.大丈夫かな?時間もないけど
「はい!」
野球の試合中だった中学生も。
Q.宿題は?
「まだほとんどしていません」
保護者:
「今年は野球の練習に熱を入れているから勉強の方は終わってからまた残りを」
Q.お母さんも手伝う?
「いや手伝わない、放っておきます」
過ごし方は変わっても、ワクワクしたりドキドキしたり、子ども達の夏を満喫する気持ちは今も昔も変わりません。