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大洲で30年親しまれる“街の酒屋さん”が農業に挑戦!米作りから始める夢の日本酒造り

2025年4月15日 8:00
大洲で30年親しまれる“街の酒屋さん”が農業に挑戦!米作りから始める夢の日本酒造り

入学や入社など、たくさんの人が新たな一歩を踏み出す春。愛媛県大洲市で長年親しまれる街の酒屋さん。この春動き始めた一世一代の仰天プロジェクトを取材しました。

先月。一面の菜の花畑で知られる肱川のほとり。大洲市、五郎地区です。ここに、ちょっとおしゃれな店構えの酒屋さんがあります。

酒乃さわだ 澤田典康さん:
「お客さんを出迎える表のスペースは完全にデザイナーさんに入ってもらって作りこんでもらって。今年酒屋をやって30年、30周年になるんですけど」

店主の澤田 典康さん。大学を卒業後、修行を経て、祖母と父が開いた酒屋の支店を開店。2018年からはここ五郎地区で、ワインと日本酒を販売する専門店を営んでいます。

澤田 典康さん:
「これ今うちで一番売れている酒蔵さんなんですけど、広島県竹原市の「藤井酒造」さん。造っているお酒の全部を“きもと造り”っていう昔ながらのつくりをずっと貫いてやっている酒蔵。ロンドンの酒のコンテストの第1回目で世界一も獲っている。高知県のこれも珍しいこれもなかなか手に入らない「文佳人」っていう酒蔵、これもちょっと珍しい、岐阜県の恵那山。ここもですね、めちゃくちゃすごいストーリーがあって…」

取材開始早々、お酒への愛情が抑えきれない澤田さん。

澤田さん:
「いま店頭にお酒ちらっと並べてはいるんですけど、基本的には(店の)奥が全部“ワインセラー”とか日本酒の冷蔵庫があって、全部で3部屋。ここはワインで、こっちが日本酒の通常の火入れしているお酒で、こっちが生酒。奥へ行けば行くほど温度が下がっていくという作りにして、冷蔵庫の開け閉めによる温度変化を極力少なくしてずっと一定温度で保つ」

全国の蔵元を訪ねて自ら仕入れるお酒に、できる限りの愛情を注いで管理します。

澤田さん:
「酒は人が造り、その人にはそれぞれの人生の物語だったり、いろんな背景とかストーリーがあるので、そういったものを含めてお客さんに伝えることが私の仕事だと思っている」

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